暴力団追放沖縄県民大会に参加してきました(寺田)
2015年12月25日
先日、那覇市民会館で開かれた暴力団追放沖縄県民大会に参加してきました。今回は、病院に入院中のご主人が暴力団員と間違えられて射殺されたという事件の被害に遭われた方の講演がメインでした。
この事件では、何も悪くない人が突然理不尽な形で命を奪われてしまいました。そして、そのご家族がどのような思いをされたかについてお話をされました。同じような事件が起こらないように、同じような目に遭う人がこれ以上増えないようにとの思いで、体験を語っておられました。
最後におっしゃったことがとても印象に残りました。「人生では上手くいかないことがあって投げやりになりたい気持ちになることがある。1人でも味方になってくれる人がいれば乗り越えていけるが、周りがやくざだと暴力団に入ることになってしまう。暴力団になることは悲しみの始まりである。たとえ昇進しても抗争が始まれば命を狙われるし、命を落とすこともある。長い時間がかかるとしても子どもたちに、暴力団になるということはどういうことかをしっかりと教えてあげないといけない。」とのことでした。
暴力団壊滅のためには、暴力団に入らせないようにすること、離脱してくる人を受け入れていくことが大切になってきます。そういう意味では、暴力団を壊滅するということは、社会の一員である1人1人の問題であるということを改めて認識させられました。(寺田)