裁判員裁判の弁護人を担当しました。
2014年07月24日
先日、那覇地裁での裁判員裁判の主任弁護人を務める機会がありました。ただ、事件の内容について触れることは控えておきます。
裁判員裁判では、一般市民である裁判員の方にいかにわかりやすく伝えるかということに力を注ぎます。通常の裁判官の裁判であれば当たり前のことでも、裁判員裁判では説明が必要な場合があります。そういう意味では、やはり裁判員裁判はかなり労力がかかります。
ただ、こうしたことは弁護士としての通常の業務での姿勢と同じことではあります。法律相談においても、相談者の方にいかにわかりやすく伝えるかが重要です。今回の裁判員裁判を通じて、改めてこうした姿勢の重要性を痛感しました。
ところで、この裁判では２日目の審理が台風直撃のためキャンセルとなりました。評議のための時間として予定されていた３日目と４日目のうち、３日目の午後に２日目に予定されていた審理を全部やってしまうことになりました。結局、評議は４日目のみで、その日の夕方には判決言い渡しという強行スケジュールになってしまいました。
めったにない経験となったのですが、期日変更に伴って私の予定の変更をしなければならなくなり、その調整が大変でした。皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。
（寺田）
