かりゆし長寿大学校で「消費者トラブルと法的解決法」の講師を担当しました。
2014年10月27日
先日、かりゆし長寿大学校で講師を務めてきました。「消費者トラブルと法的解決法」と題して、高齢者の消費者トラブルについての講義をしました。
かりゆし長寿大学校は、高齢者の方の教養講座なのですが、1年間学校のような形でクラス編成もされた上で様々な分野について学習するという県内でも人気の講座です。
今回の講座では、まず、クイズ形式で、だまされたことに気づきにくい、なかなか相談ができないという特徴を理解していただきました。その上で、用意したシナリオを元に受講者の方々にロールプレイをしていただきました。このロールプレイが大変盛り上がりました。皆さん大変上手で、時にはウチナーグチを交えながら熱演していただき、教室に爆笑の渦を巻き起こしていただきました。ロールプレイを通じて、だます側の手口のどのあたりが巧妙であるかやだまされてしまう側の心理を実感していただくことができました。
その後、クーリングオフや取消権の説明をしながら、手口の種類に応じてどのように対応するかを学んでいただきました。
この講座を担当させていただくのは今年で3年目であり、毎年受講者の方々には大変ご好評いただいています。そろそろ講師を別の弁護士に交代した方が良いのではと考えていたのですが、また来年以降も続けて下さいというお話もいただいたことから、もう少し続けてみたいという気持ちになりました。(寺田)